yamadaquestion’s diary

うつ病で病気休暇中の教師が復帰に向けて活動する記録

20220811

夢を見ました

 

 

 

いつからか、自分は水に浸かっても窒息しないように

「自分は魚だ。エラ呼吸ができるじゃないか。水の中でも大丈夫だ。」

そう言い聞かせて、

 

初めはきっと苦しかったと思う。

 

しかし昔の私は世の悲しみを深く知る前に魚でいることに慣れていたから、

本当の苦しさを知らぬまま魚として海に順応していけた。

一時的に浅瀬に近づくことはあっても、海面から顔を出すことはなかった。

 

 

海の生活に慣れると、どんどんと深い海へはまっていった。

ここなら怖いことがない。

 

何も見えない

 

何も聞こえない

 

何にも乱されぬよう、暗い海の底でじっとしている。

 

徐々に鱗も強固なものになり、身体にはぬめりを纏い、人間に捕まらぬよう、身を固めるのが上手になった。

 

 

たまに人間に狙われても、

鋭い鱗で捕獲者を傷つけたり、

ぬるっと身体を滑らせたりして、

再び深い海の底へ逃げた。

 

 

 

そうやって自分を守ってきた。

 

 

 

 

それなのに

 

 

 

気がついたら

陸地に上がっていた。

 

呼吸ができない。

 

眩しくて辺りを見ることができない。

 

早く海を探して飛び込まなければ。

 

 

 

ぬめりをもろともせずに洗い落としてきた。

肌が露出してしまう。恥ずかしい。嫌だよ。

 

鱗も剥ごうとしているらしかった。

私は呼吸もできないのに、目も見えないのに、

 

 

呼吸ができる

そう思うとできなくなる

 

私は魚か?

 

呼吸とはなんだ?

 

 

その繰り返しで、頭の中がぐちゃぐちゃだった。

 

 

 

 

 

 

丹精に紡いで糸を作ったのに、

その強固な糸をよく見ると、

滅茶苦茶に絡まっているだけで。

本当に強固なものになっているのか、得体の知れない糸

そもそも紡ぎ方なんて知らなかった

 

解いて、確かめて、紡ぎ方を知って、本当に強固なものにしていく